ピルを飲むと生理は来るけど妊娠しないワケ

ピルという薬は卵胞ホルモンと黄体ホルモンという二種類の女性ホルモンからなる経口避妊薬です。
この二種類のホルモンはもともと女性の体内で作られるホルモンで同時に出ているのは排卵してから生理が来るまでの間と妊娠している時です。
したがってピルを飲むと排卵してから生理が来るまでの間、ないしは妊娠している時と同じ状態を作り出してくれるのです。
具体的には二種類のホルモンの働きで以下の3つの作用があり避妊にとても効果的な薬です。

(1)排卵が起きない。
卵子が出てこないので、当然精子だけでは受精卵はできないので妊娠できません。

(2)受精卵の着床を防ぐ。
子宮の内膜が適した厚さにならないので受精しても着床するのを防ぐことができます。

(3)子宮頸管の粘膜が粘り気をもつ。
精子の通り道である子宮頸管が粘り気を持つと、精子が通過しにくくなり子宮に到達するのを防ぐことができます。

そして、生理ですが不要となった子宮内膜が剥がれて出血する現象です。
ピルを飲むと卵胞ホルモンの作用で子宮内膜は厚くなりますが、飲み終わって(休薬期間・偽薬期間)ピルに含まれていた黄体ホルモンと卵胞ホルモンが体からなくなることで、子宮内膜が剥がれて出血するのです。
これがピルを飲むと生理は来るけど妊娠しない理由です。